面白いことに飛びつく
引き続き中国ネタになりますが、ここ数年、中国沿岸部の大都市では不動産価格が暴騰しています。さらに値上がりするだろうと期待して、多くの人が購入を競っていることは新聞やニュースでもたびたび紹介されていますよね。昔ながらの街並みを見下ろす形で建設されていく大規模なビル群や新築住宅の工事風景も、上海や北京、大連などでは当たり前の光景になりつつあります。
数十年前にバブル景気と崩壊を経験している日本人からすると、こうした急速な発展は同様の結果につながる道として見えなくもありません。その一方で、家という高額商品を購入できる富裕層がかなり存在するんだな、という現状もうかがえて面白さを感じてしまいます。上海では所得格差が50倍まで広がっていると言われており、人々の暮らしの平均が実際にはどこにあるのかはっきりしませんが、中国マーケットが魅力的であることだけは確かです。
それに向こうの建設事情は面白いんですよ。
たとえば、中国での一般的なマンションは内装と設備の工事が終わっていない状態で売り出されます。内装は別料金で別会社が請負、100平米という専有面積を約200万円で一式仕上げてくれるとか・・・。実際に日本の何分の一という値段で済むため、現在では日本からも日本人購入者向けの内装業者が多く中国へ進出しているそうです。
今後、元は間違いなく上がっていくため、私のように世界を飛び回りたいという方は早めに拠点を持っておくと良いかもしれません。中国経済の発展性とスピード、金儲けに対する貪欲な姿勢に驚いていたら時流に取り残されてしまうでしょう。
では、逆に。私たちはどんな風に見られているのか。
やはり「日本人は働きすぎ」だそうです。指摘されて改めて気づきますが、ゆとりって?家族って?自分の時間って?と、こうしたことを考える「暇」も確かに必要ですよね。そして、暇な時間を無為に過ごさないために「長く続けられる趣味」を持つことの大切さを実感します。
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